12月クイズの回答と出題者後記
漢字二字です。二字目は偏と旁(つくり)を上下に配置してみました。漢字の起源にも上下、左右を置き換えた文字が見当たります、島嶌、秋、峰峯、など。ですが、この字はわたしの手元のの辞書には見当たりませんので私的濫用かもしれません、悪しからず。
全てのもの、という意味。
個々のものは、手に取って見ることができますがその全てということになると知覚されるだけで見ることも、触れることもできません。個々を集積して、全てというと、何となく霊的な予兆が感じられてきます。孤が人々となり、一地域が社会となり、一地点が世界と、塵屑が全宇宙ということに及びます。
赤子は母体から離れて、自分以外の存在を異物として知り始めます。でもまだ富士山は知らないでしょう、ワシントンも、アマゾン川も、銀河も、異性も知りません。
何事も「全て」と言うとそこには何か霊的な予兆のようなものが漂います。人間は万物の霊長のいう位置に置いていますが、これとて進化の道程の一過程と理解できます。常に未知への予兆というものがあります。今回図らずも想定外の大惨事に遭遇しましたが、この想定外というものは常に想定されたものでした。未だ解決されない問題をかかえたまま敢えて突き進む、留まることを知らない人間の勇気は将来讃えられる結果となるのか誰も知らない。
印鑑クイズの答え 萬物(万物)でした。旧字は馴染みが薄いせいか回答率は低調でした