漢字の起源トップ | 次のページ |
漢字の起原(エクスプローラ探検家)
何気なく使っている漢字ですが、その生い立ちをたどると思いがけない発見があります
氾濫する情報の時代にあって、百花繚乱の意見が衝突し、物事は話し合いで解決するものではなさそう。しばし言偏の起源に遡り古代の人の知恵に注目するのも一驚(一興)かも?言葉を持つ人間の苦悩の跡を探ろう。(動物も言葉をもつけれど、それは信号といった性格のものでしょうか?チンパンジィは思想を持たないと推測される、多分、違っていたらチンパンジーさんごめんなさい。人間て傲慢ですね、勝手に他の生物を定義づけてしまう。子を亡くした母親チンパンジーの嘆きをみると、ひょっとしたら彼らも思想を持っているように思える) | |||
謙 | 言と音を表し同時に足りない意(歉ケン)を示す兼からなる。自分をいたらぬものとしていう意。 | ||
講 | 言と音を表し同時に和合の意( 合ゴウ)を示す冓コウからなる。話し合って和合する。 |
||
謝 | 言と音を表し同時にさえぎる 意(遮シャ)を示す射シャからなる。さえぎり辞退することばの意、ひいてお礼の意となった。 |
||
射 | 弓に矢をつがえた形と手からなる会意文字。矢を射る。のちを身と書き誤った。 | ||
警 | 言と音を表し同時にいましめる意を示す敬ケイからなる。ことばでいましめる。 | ||
識 | 言と音を表し同時に区別し見分ける意をしめすつくりの部分からなる。ことばの善悪を見分ける。しいて知る意。 | 生の情報も料理次第でいろいろな風味になります。真実も多様な姿で現れるようです。正体を見極めることはなかなか容易ではないようです。情報のトリックに惑わされないように修行しましょう。 | |
議 | 言と音を表し同時によろしいという意(宜ギ)を示す義からなる。ことのよろしきを話し合う。 | ||
譲讓 | お互いに言い合う(口が三つ)意の会意文字。が原字。旧字体の讓は言と音を表し同時にあらそう意(争ソウ)を示す襄(ジョウ)からなる形声文字。互いに言い争う、転じてゆずる意。 | ||
変變 | 旧字体の變は打つ意を示す攴(ボク攵は変わった形)と音を表し同時に返る意(返・翩ヘン)を示す上の部分(レン)からなる。打ってひっくりかえす、転じて変わる。 | ||
讃 | 言と音を表し同時に進める意(進シン)を示す賛(サン)からなる。人をもちあげすすめる意のことば。 |
前のページ |