花 |
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草冠と音を表し同時に華(カ)の意を示す化とからなる。この字は六朝時代華字と区別するためにできた。
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花は化ける、化けるから花かな。 |
華 |
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草冠と柳の葉が垂れ下がったすがた。一説には華が美しく垂れ下がった図。 |
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芸藝 |
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旧字は草冠と、ひとがかがみこんで木を植えている形。これを楷書で誤ってと書かれたため、農仕事をする意の耘の略体の云を加えて藝とした。農芸の意。 |
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芳 |
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草冠と音を表し同時に発散の意を示す方とからなる。草花の香気が四方に発散する意。 |
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英 |
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草冠と音を表し同時にはなの意(栄エイ)をしめす央(ケイ・オウ)からなる。草花の意。転じて美しい、すぐれるの意となる。 |
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若 |
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桑木のやわらかい新芽。後口と音を表わす(ジャク)とからなり、うべなう意(諾ダク)を示す若の字を借りて若いとした。 |
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茂 |
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草冠と音を表し同時にしげる意(ボウ)を示す戊(ボ)とからなる。 |
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草 |
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草冠と音を表す早(ソウ)からなる。艸が草の原字であるが、草冠に使われたため草冠に音を表す早を加えて草字を作った。 |
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早 |
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日と音を表し同時にひらく意の甲を示す十(甲の原字)からなる。日の光のひらきはじめ。夜明けの意。ひいてはやい。 |
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莫 |
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森林あるいは草原に日の沈む形を表し、日暮れの意。のち音をかりてない、なかれの意に専用され、日暮れの意には日を添えた。 |
草原に沈む太陽は景色ですね。 |
蓄 |
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元は畜が田の収穫物を蓄える意であったが、家畜の意味に使われるようになって、草を加えてたくわえる意とした。 |
将来にそなえて蓄える、かくて貧富の差が始まりました。家畜はもっとも完全な保存食ということです。 |
蔑 |
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この字は草冠ではなく、羊の角です。羊の目は赤くただれてよく見えないとされている。音を表し同時によく見えない意を示す伐(バツ)とからなる。よく見えない意、転じて物を小さく見る、さげすむ。 |
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薫 |
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旧字体の薫は、草冠と煙や香のたちこめる意とともに音を表す薫(クン)からなる。かおりをよくする草の意。 |
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虚 |
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中くぼみの土地を意味すると、音を表し同時にからっぽの意(空クウ、コウ)を示す虎冠からなる。周囲が高く中央部がくぼんでいる土地の意。転じてむなしい。 |
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