女偏を特集します。はからずも女の歴史抄といったところです |
奴 |
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女と仕事を表す右手(又)から労働に従事する女の意。広く人に使われる卑しい人間をさし、しもべの意となった。もと罪人をめしつかいにしていた。 |
纏足の習慣もそれほど古い話ではないですね。どこか労働することに引け目を感じる習性が残っているとしたら悲しいことです? |
如 |
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女と言葉を意味する口からなり、女が他人の言葉によく従う意をあらわす。 |
昔はそうでしたとさ? |
妄 |
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女と音を表し、同時にくらい意を示す亡からなり道理や礼法にくらい、もとる意。 |
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好 |
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女と子からなり、若い女性を意味し、ひいてよい、このむ。 |
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嫌 |
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女と音を表し,同時に倦(う)みきらうを示す兼からなる。女にうみ、あきるから、きらう意となった。 |
好きも、嫌いも女偏なのはどういうことでしょう?りっしんべんでありそうなのに、、好きも嫌いも心の動きではなくて体質的(生理的?)な反応というわけかと勝手に納得して、感心しているのです。 |
姦 |
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女に音を表し同時に犯す意の干(カン)を示す(カン)からなる。女を道ならず犯す。 |
さて、その結果は?下につづく |
妨 |
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女と音を表し同時に曲げる意の方(おう)を示し,女が仕事の邪魔をする。 |
諸悪の根源は女である。という評論家もいまして、大見得を切って言い切るのは痛快でしょうが、そうとう陰で痛い目にあっていたりして。 |
妙 |
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女と音を表し同時にこまやかなの意小(少)からなり、女のこまやかに美しい意。 |
ほぼ、男性はこれには抵抗力がない生き物です。 |
妖 |
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女と同時になよなよと美しい女。夭はひとが首を曲げてしなをつっくている。2ページ参照 |
同じ女の魅力もこちらは、なまめかしい、妖怪になるとは、 |
委 |
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女と音を表す禾カ(イは古い音)からなる。女が体をなよなよさせる意。ひいて体を他のものにゆだねる、まかせる。 |
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婚 |
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女と日暮れの意の昏からなる。婚姻の儀式は日暮れに行われた。 |
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嫁 |
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女と音を表し同時に取り入れる(稼)意を示す家からなり、家に迎える女、よめ。 |
嫁(とつ)ぐとは家にとつぐのであって、愛する夫に嫁いだわけではないのです。昔はここをやかましくいったもんでした。
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妻 |
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女と音を表し同時に我が物とする意(取シュ)を示す、から、自分のものとした女。 |
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嫡 |
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女と音を表すからなる。音をかりて対等の相手の意(適)の正妻の意に用い、ひいてその生んだ子供。あとつぎ。 |
よつぎを生んで、立場が対等になるというのは、文字から時代劇の舞台を垣間見るおもいです。 |
始 |
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女と音を表し同時に最初の意を示す台(イ)とから成り、最初の女、長女の原義。転じてはじめの意となった。 |
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姑 |
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女と音を表す古(コ)から成る。しゅうとめ |
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威 |
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女と音を表すエツ(ほこづくり、まさかり)から成る。(イは変わった音)。古くは一家の権力を握っている女、 |
まさかりを振り回している婦人の図。心当たりがありますね? |
婦 |
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女と音を表し同時に飾る(修シュウ)意を示す帚(シュウ)からなる。着飾った嫁の意から広く女になった。一説には箒を持った嫁の意 |
どちらも女性の本質(本分)を表しているようです。あなたはの生き方は?着飾った嫁,それとも箒を持った嫁。 |