心偏を特集します。 |
心 |
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心臓のかたどり、心理、精神作用の意を表す。 |
動物を解体したとき、取り出した心臓が脈動していることから、生命の源とし、しいては霊の根源をここに観たことでしょう |
志 |
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は士ではなく、之の字です。草木が上にむかってのびていく意味の之と心から、心が向かっていくところ。ありさまです。) |
一説には武士のこころざしが高いことからとあります。
之の字は(○○之印によく使う文字ですので、覚えてください。 |
忠 |
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心と音を表し同時に中味がつまっている意(充ジュウ)を示す中からなる。心をこめてする、ひいてまごころ |
中身のない、みせかけの忠にご用心 |
恵惠 |
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心と音を表し同時に人に物をおくる意を示す (ケイ)からなり、ものをほどこす、恵み深い意 |
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急 |
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上の文字は及の篆書。
心と追いつき及ぶ意、追いつこうとする気持ち、急ぐとなった。 |
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慶 |
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こころと音を表し同時にごちそうを食べる意(卿ケイ)からなる。よろこびとする。 |
やはりよろこびごとは、ごちそうでしまるか? |
憲 |
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心と音を表し同時にはやい意を示す(敏ビン) (ケンは変わった音)とからなり、心の働きがすばやくさとい。後にもっぱら論(のり)の意に用いた。 |
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思 |
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心と同時に音を表し,仕事の意(事シ)を示す、 (シ)からなり、心の仕事、心の働きを意味する。のち田と書く |
先生の言うことを鵜呑みにする優等生は、心の働きが停止しているかも。登校拒否とか問題児は、心の働き過ぎかな。内申書(今だにあるのかな)とかで問題児とされ減点されるのは不当ですね。心の働きで加点要素にしたら?表現力の未熟さで不当評価されるのですから。(反論がこわい!) |
愛 |
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元の字は と書きます。歩く意味を表す、足の部分と、音を表し同時にほのか、かすかの意味 (アイ)とからなり、それとなくこっそり歩く意。 |
愛するの本字は で物を人におくりめぐむ心情を表す、とあります。プレゼントが愛のかたちですか?動物でも魚でも同じ動作をするようですね。 |
恥 |
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心と音を表し同時にあかい意(赤セキ)の耳(ジ)からなり、顔のあかくなる思いをする。 |
赤っ恥は由緒正しいのですね。 |
恥ははじて耳まであかくなる。羞ははじらい。慙、慚はこころにひやりとはずかしく思う。愧は自分のみにくさ、いたらなさをはじる。辱は栄の対ではずかしめ、外聞がわるいこと。忸、怩ははじてきがひける。これを使い分ける人はまずないでしょうね。日本語は語義の定義があいまいですから、議論が進みませんね。 |
性 |
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生と心からなり、生まれながらにして持っている心、ひいて生まれたままの生地。ちなみに は大地から草木が伸びている様の象形文字です。 |
生まれながらに持っているわけですが、外に現れない限り誰にも(自分すら)わからないわけです。結局自分の本性は一生かけて見つけるものですね。短くても長くても、つまり一生かかるわけです。 |
恕 |
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こころと同時にゆるやかにして許す意の如とからなる。一説には他人のこころもわがこころの如しと思いやりをかける会意の字とする。 |
ところが兎角他人にきびしく、自分にやさしくしがちなのも人情。 |