示 |
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Tは几(つくえ)です。両側の二条の棒は滴り落ちる血です。のち一本になった。上の横線は机の上にのせられた生贄(いけにえ)です。いけにえを載せて神に供える。のち神の意となる。神事、祭事に関する部首となった。 |
今でもアンデスのインカの神事に処女をいけにえにする儀式が残っているそうです。われわれの文化から観ると残酷に映ります。なんであれ残酷さは又、宗教的であります。わたしはこの残酷さが怖くて、宗教に近づけません。なみだもろい無神論者というところでしょう。 |
神 |
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音を表し同時に稲光の(申シン)からなる。(申シン)のように変化して、示すへんをそえて神となった。雷神、天の神の意、後に広く神となった。 |
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福 |
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つくりは酒をいれるかめ、神からたまわる酒(おみき)。ひいて神が与えてくれるもの、さいわいの意。 |
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祭 |
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神を示す示すへんと、肉月と手からなる。肉を手に取って神にささげる。広くまつりの行事。 |
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祐 |
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神を示す示すへんと、音を表し同時にたすける(佑ユウ)意の右(ユウ右手)からなる。神のたすけ。 |
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社 |
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神を示す示すへんと、音を表し同時に耕作する意を示す土からなる。耕作、土地の神、同時にそれをまつる建造物をいう。村落の集会所の役目を果たしたので、人間の同志的団体をも社というようになった。 |
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祝 |
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神を示す示すへんと、巫女がひざまづいている形と口からなる。みこが神に向かって呼び求めている。ひいてその人、巫女の意。神のいるところから、祝福の意、転じて祝うの意。 |
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象 |
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象の絵、象の横向きの絵 |
地上で一番大きな動物,象をかたち(象)の総称の意味にあてがうのは、合点が行く。山や岩や森林も大きいけど、形が不定形ですから。 |
彦 |
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旧字は上が文。文(あや)の字と美しい意味の彡(ひかりのあや)と音を表す(がけ、ガン)からなる。あやなす美しさ、立派な成年男子の美称。 |
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曲 |
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気や竹を曲げて作った容器をかたどる、転じて曲げる |
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折 |
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斤オノと木の切断された形からなる。おので木を切る、転じて折るとなった。 |
折るは手偏ではなかったとは、知りませんでした。 |